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615話

「スピードアップ!」

「揺れがどんどん激しく!」

「吐息が次第に急に!」

「イク、イッちゃう!」佳佳の嬌声が漏れ出し、その色気には彼女自身も驚いた!

「うおぉっ!」俺の絶叫と共に、華麗な花火が二人の密着した悦楽の場所で一斉に咲き誇ったかのようだった。

二人の頭の中はほぼ同時に真っ白になり、揺れる車はまるで揺れる雲のように、俺たちを空中に浮かせたまま、なかなか現実に戻れなかった。

気持ち良すぎた。

本当に気持ち良すぎた!

佳佳は俺の胸に顔を埋めたまま、しばらく余韻に浸っていた。

彼女はこんな感覚を味わったことがなかった。しびれるような快感、全身を貫く高揚感、そして終わった後でさえ、こんなに余韻が...