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611話

「何が身体を許すだよ!」佳佳は軽く私の体に寄りかかり、まるで恋人が甘えるように私の逞しい体に身を預けていた。小さな手も一瞬も離そうとせず、私の海水パンツの上をなぞるように触れ、まるで取り出して手に乗せてじっくり鑑賞したいとでも言わんばかりだった。

佳佳は小さな唇を尖らせ、かすかに私の耳元に触れながら囁いた。「これからデートの仕方、ちゃんと教えてくれる?」

大胆な娘だ。

この娘!彼女だけがこんなに大胆なんだ!

車はもう大学タウンを通過しようとしているのに、この小娘は人に見られることを少しも恐れていないのか?

私は慌てて、カーブを曲がるついでにハンドルを思い切り切り、彼女を振り落とそうとした...