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597話

「そうよ！楚琳姉さん、すごいわ！！」顧小珺は今、楚琳に心から感服していた。自分と張軍のことを見抜きながらも黙っていたこと、自分と私のことを発見した時の冷静な対応、そして今の先見の明。これだけでも楚琳という女性が並の人間ではないと判断できる！

張軍とはいったい何なんだろう？

あんなヘナチョコ野郎が、こんな賢くて美しい妻をもらっておきながら、大事にしないなんて！

これからは楚琳姉さんにこてんぱんにされて当然よ！

顧小珺は目の前で楚琳の手腕を目の当たりにして心が震えた。この女性と敵対しなくて本当に良かった。さもなければ、きっと惨めな最期を遂げていただろう！

機を見るに敏なるは俊傑なり。

顧小珺...