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560話

「いつも家の虎女房にぼこぼこにされて顔を腫らしてるくせに、会社では散々騒ぎを起こすだけでなく、学校でも『俺の艶事』を自慢して吹聴して、まるで俺が抱いた女の数で魅力が証明されるみたいな言い方をしやがる」

「俺は元々趣味が重いんだよ!スマホの中の社員だって見てるんだから!こいつが!まさか本当に男の部下に手を出すとは思わなかったよ」僕は無実の顔をする。

張成が僕を問い詰めに来るのではないかと恐れていた。「女を抱くとか男を抱くとか、あれは嘘だと思ってたよ!普段から騒々しくて、口を開けば下ネタばかりで、そんな過激なこと言ってるけど、ただの言葉だけだと思ってた」

「ふん!あいつは行動が早いんだよ!た...