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51話

「実は、これまでずっと拒み続けてきたのは、こうなるのが怖かったから。私たちの間の情熱が薄れていくように感じるのが怖くて」

「そして二人の肉体関係だけで刺激を求めて快楽に溺れていって、最終的には感情が崩壊してしまうんじゃないかって」

「あなた、私は私たちの愛を十分に信じているわ。この何年もあなたの人柄を知ってきたから、やっぱりあなたを信じる選択をするわ。どんなことがあっても、私たちの感情に影響が出ないことだけを願ってる。それに、こういうことで、あなたが私を汚れたとか、あなたに対して誠実じゃないって思わないでほしいの。そういうことさえなければ、実は私も結構乗り気なの。だって、素晴らしい性体験を...