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506話

「入れ代わり立ち代わり」

佳佳の攻めが激しすぎて、自分がもう持ちこたえられなくなっていた矢先だった。

このまま彼女にそそのかされ続けたら、結末は二つしかない。その場で彼女を抱いてしまうか、さもなくば我慢しすぎて体を壊すか。

だから、胡若梅というこの小悪魔が突然やって来たことは、私にとってある意味解放だった。こんな魅力的な女性を前にして、手を出せないまま焦らされ続けるなんて、正気を保てるはずがない。

佳佳が車から降りるのを見送り、胡若梅が乗り込んでくるのを見ながら、私は思わずほっと息をついた!

胡若梅が車に乗り込むなり、車内の空気が何かおかしいと感じたようだ。

私と佳佳がさっき二人とも欲情...