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449話

「や、やめて」

女の切なげな声を聞いてなお、劉おじさんは諦めるはずもなく、さらに前へと押し進め、濡れた場所へと頭部の半分を沈めていった。

彼女の口からは嬌声がこぼれ、その侵入に合わせて、口では拒みながらも心の防壁は崩れ去り、むしろ体は本能的に上体を反らせて迎え入れようとしていた。

もともと彼女は欲情の臨界点にあったのだ。この侵入で完全に欲望に頭を支配され、時折軽い吐息が漏れる。

劉おじさんはついにこの艶やかな女性を堪能することができ、心は高揚し、この上ない快感に包まれた。

しかし結局、興奮しすぎていたうえ、あれだけの前戯をしたせいで、一分も経たないうちに、築き上げた砲台から弾丸を放ってしまった...