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435話

時間が経ち、私はベッドで寝返りを打ちながら、なかなか眠りにつけずにいた。

「小雯?ねえ、まだ起きてる?」

「もう、やめてよ。疲れてるの。早く寝なさいよ」

妻はぼんやりとした声で言うと、身体を反転させ、背中を向けて再び深い眠りに落ちた。

本当に疲れていたのだろう、しばらくすると断続的な小さないびきが聞こえ始めた。

欲望が私を苦しめていた。どうして眠れようか?ましてや隣には香り立つ妻が横たわっているというのに。

そこで私は手を伸ばし、妻の背中に触れ、薄い寝巻き越しにそっと撫で始めた。

しばらくは細い腰を愛撫し、またしばらくすると下へと滑らせた。

大きな手を妻の寝巻きの中に滑り込ませ、何の隔たりもな...