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392話

バカみたいに私に抱きしめられるままで、抵抗することも忘れていたけど、心の中には妙な甘美さが湧き上がり、なぜか嬉しくなっていた。

だがその時、彼女の赤い唇が微かに開き、魅惑的な軽い吐息を漏らした。すでに紅潮していた可愛らしい顔がさらに数段色を濃くし、真っ赤に熟れたリンゴのように赤くなった。

理由は簡単だった。私のおとなしくない大きな手が今、彼女の胸に覆いかぶさり、その豊満な片方をしっかりと掴んでいたからだ。

柔らかくて気持ちいい、蘭おばさんのはやっぱり違う、最高だ。

手に伝わる柔らかな感触に、思わずさらに力を込めてしまい、豊満な胸を手のひらでしっかりと包み込んだ。

だが次の瞬間、私はさらに嬉しく...