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352話

「そうだ、なんか君の胸がまた大きくなってるように見えるけど?服めくって見せてよ」と僕は嘿々と笑った。

その言葉を聞いて、蘭おばさんは目を白黒させ、自分の肩に置いた僕の手を払いのけながら、体を横に向け、真っ直ぐに僕を見つめた。

「わ、私、生理がもう一ヶ月も来てないの」

言い終えると、蘭おばさんは頬を赤らめ、素早く俯いて、まったく僕と目を合わせようとしなかった。

彼女は一ヶ月以上も僕に会っておらず、恋しくないはずがなかった。それに、体にも変化が起きていた。最も顕著なのは生理が来ないことだった。

それは彼女に喜びと不安の両方をもたらした。嬉しいのは、おそらく妊娠したということ。不安なのは、...