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275話

「こんな感覚、劉おじさんどころか、最初の男でさえ与えてくれなかったわ」

長い間抑え込んでいた渇望が大きく満たされ、もっと味わいたいという欲求が彼女の中で膨らんでいく。

骨の髄まで染み渡るしびれるような快感に、彼女は思わず私を強く抱きしめ、細い腰を上下に動かし始め、私の動きに合わせてきた。

彼女の心は決まっていた。もう我慢したくなかった。

どうせ「種を借りる」なら、私も悪くない相手だった。少なくともこの瞬間、彼女は私に対して何の抵抗も感じていなかった。

「んっ...あぁぁぁ」

血を沸き立たせるような甘い声と熱い吐息が、絶え間なく私の耳元で響き、思わず動きを速めてしまう。

しばらくして、私は息も絶...