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156話

私はソファーに斜めに寝そべり、脚を妻のセクシーな太ももに乗せていた。妻も全身の力を抜いてソファーに座り、だらりとくつろいでいる。

妻とふざけてこんな話を切り出した時、てっきり妻はいつものように恥ずかしがって話を逸らすだろうと思っていた。これまで何度も、恥ずかしいことや気まずい質問には答えたがらなかったのだから。

だが予想に反して、妻は今回驚くほどあっさりと、私が知りたかったことをすべて話してくれた。

しかも私が尋ねる前に。少し考えれば理由は明らかだった。昨夜、疲れ果てて眠りにつこうとしていた妻は、私の好奇心に負けて「明日になったら全部話す」と約束したのだ。

今さらこういった話を避けても...