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110話

「奥まで突き入れたまま動かなくなった瞬間、妻はようやく完全に緊張を解き、四肢の力が抜けて刘叔を抱きしめていた手足がベッドの上に脱力するように落ちた。

妻は力なく横たわったまま、まだ刘叔に深く貫かれ、押し潰されている。乱れた長髪と紅潮した顔は、興奮のあまり歪んでいた。

大きく呼吸をする妻は、まるで水から上げられた魚のように苦しそうに息をし、額から首筋にかけて、あらゆる官能的な部分に細かな汗の粒が浮かんでいた。

この激しいやりとりが、妻に今までにない興奮をもたらしたことは明らかだった。

特に刘叔のあの巨大で恐ろしいものが深く入るたびに、妻はほとんど息絶えそうなほど身体を強張らせ、震えていた。

そ...