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784話

数歩も歩かないうちに、下半身に反応が出始めた。股間に微かながらも小さなテントのような膨らみが現れる。

「小剛、どうしたの?」

周夢涵が小声で尋ねた。

心猿意馬になっていたところに声をかけられ、私は平静を装って口を開いた。「どうしたって?」

彼女は好奇心を覗かせながら尋ねた。「どうして前かがみで歩いてるの?具合悪いなら、もういいよ。戻ろうか。今の状態でも、私を背負う気があるかどうか見てみたかっただけ」

少し気まずくなって、私は首を振り大丈夫だと言った。彼女は今や曲線美に溢れ、以前よりずっとスリムになったとはいえ、背負うとそれなりの重さがある。

連続で二本も酒を飲んだ上、自分が歩くのも難...