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766話

「お前がある程度勝ってきたところで、また殺しにかかる。例えば二千円賭けてたら、千円ごとに五百円返してくれる。表面上は千円しか負けてないように見えるだろう?」

「実際はお前、三千円負けてるんだぜ」旭哥は神秘的に微笑んだ。「どうやって負けたのかは、自分で考えてみな。ここは違う。お前が千円負けても、百円しか戻ってこないタイプだ。簡単に言えば徹底的に人をカモにする場所さ。高配当の要素を無制限に下げていくんだ」

私は興味深そうに彼を見つめた。「あんたこういうことに詳しいんだ?」

「俺はもともとチンピラだからな」旭哥はにこにこと口を開いた。「若い頃、こういうものを専門に扱うボスについてたこともある。...