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72話

硬く痛いほどだった。

「張社長、ありがとう...送ってくれて」

王麗はそう言いながら、酒のせいかしゃっくりをした。

どうやら酔っているようだ。

明らかに、今日も彼女はビジネスパートナーとの接待に出かけていたのだろう。

「いや、どういたしまして...何が面倒なものか」

暗闇の中で、張社長の口調が明らかに変わったのが聞こえた。彼の手は王麗の腰から伸びて、太ももに触れていた。

「んっ...」王麗は相当飲んだらしく、張社長の小さな動きに対しても拒むどころか、むしろ楽しんでいるようだった。

王麗は張社長の手を取り、そのまま自分の両脚の間に導いた。

「ん...あぁ...」

王麗は片手でソファを支え、もう片...