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652話

「国内では銃の規制が薬物よりも厳しいんだ。もし銃を持って騒ぎを起こして警察の耳に入ったら、完全武装の特殊部隊が派遣されて撃ち殺されるぞ。そうなったら死んでも無駄死にだ。もう子供じゃないんだから、自分が何をしているか分かっているだろう」

言い終えると、私は浩哥に教わった通りに手で銃の形を作ってみせ、満足げな笑みを浮かべた。

銃というものに対する私の理解は、ネットで見た程度で止まっていた。実際に手にしたことがないから、あの興奮と恐怖が入り混じる感情は全く理解できなかった。

私は浩哥を見つめた。「なんでそんなに詳しいの?」

浩哥は自分の肥えた体を叩きながら言った。「この肉がつく前はな、特殊部...