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367話

「ドアを開けると、黒いローカットのミニドレスを着た小麗姉さんが、手に肉まんと豆乳を持って、くすくす笑いながら玄関に立っていた。ウェーブのかかった髪が肩に流れ、ドレスはヒップをぴったりと包み込み、息をのむような曲線を描いていた。真っ白でなめらかな太ももは黒いハイヒールに収まり、歩くたびに『カツカツ』と音を立てる」

僕は目が飛び出るかと思うほど見入ってしまった。一週間以上会っていなかったが、彼女はさらに魅力的になったように見えた。

「小麗姉さんの真っ赤な唇と妖艶で繊細な顔立ちに、思わず唾を飲み込んでしまう」

彼女はバーの中に入り、好奇心いっぱいに周りを見回した。「この一週間、ここで寝泊まりし...