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321話

「イクっ…!」

「喉から低く唸り声を上げながら、彼女の腰を抱き締めた。頭の中にはただ、あの膨れ上がっていく感覚だけが満ちていく」

張笑笑は力強く私を抱きしめ、艶やかな尻を揺らして迎え入れていた。

「無数の熱い塊が、すべて彼女の体の奥へと注ぎ込まれていく」

数秒後、手を離すと彼女は力なく浴槽に崩れ落ち、最後の一滴まで力を絞り出されたかのようだった。

「長い沈黙の後、彼女はただ一言だけ言った」

「天にいるみたい…」

私も力尽きて彼女の上に倒れ込み、二人は抱き合ったままでいた。

張笑笑の私を見る目が変わった。何とも複雑な眼差しだった。

彼女は唇を引き締め、それ以上何も言わなかった。

「私の鼓動はまだ...