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217話

しかし、七、八分経ってから、小麗姉さんからメッセージが来た。

彼女は私をブロックしていなかったの?

「ごめんなさい、私にはもう彼氏がいるの。別の条件にしてもらえないかしら?」と彼女は言った。

「まさか小麗姉さんが、一人の男に対してこんなにしつこく迫る一面を見せるとは思わなかった。そのあと私は携帯の電話を切り、彼女に返信しなくなった」

心の中で決めた。もし彼女が諦めないなら、わざとピエロの彼女の心の中のイメージを壊してやろう。

そうすれば、彼女は自分から諦めるだろう。

翌朝目が覚めると、小麗姉さんから何十通ものメッセージが届いていることに気がついた。

ずっと彼女の独り言が続いていて、それでも飽き...