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1364話

「そうだよ、お正月だからさ、あんたを見に来たついでに、お年玉をあげにね。兄さん、あけましておめでとう」と笑いながら言った。

兄はすぐに嬉しそうな顔になり、起き上がってベッドの枕に頭を預けた。「お前なぁ、何かたくらんでないと三宝殿には来ないんだよな。いつか本気で俺に年始の挨拶をしに来るようになったら、太陽は西から昇るんじゃないか」

「そんなに悪い奴に見えるの?」と私は不機嫌そうに口を開いた。「知らない人が聞いたら、俺が冷たい人間だと思うよ。兄さん、餃子買ってきたんだ。途中で食べずに我慢してたんだよ。ずっとあんたのために取っておいたんだ、本場のニラ餡の大きな蒸し餃子だよ」

私は餃子の入った袋...