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1220話

「旭兄は溜息をついて、立ち上がりながら彼を呼んでくると言った」

「私はタバコに火をつけた。いつからだろう、タバコの量がどんどん増えていることに。以前なら一人で二日で一箱だったのに、今は基本的に毎日二箱、時にはそれ以上だ。気が滅入ると、タバコが欲しくなる。もうタバコなしでは生きていけない体になってしまったようだ」

「しばらく待つと、みんな集まってきた。旭兄、浩子、白楽、黙れる奴らに、数人の年配者たち。合わせて十人ほどだ。この面々が我々のグループの全ての底力だ。もう二人呼べと言われても、正直呼べる人間はいない」

「私にとっては、人数は多くなくていい。ただし、必ず精鋭でなければならない。無条件...