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1044話

「銃の扱いなら、あいつはお前の師匠も顔負けするレベルだぞ」

「だから言っただろう。怒りはあっても、柳さんは黒閻魔がお前に殺されたわけじゃないって分かってる。お前に手を出すなんて無理なんだ。もしお前に何かあれば、峰兄貴が動く。そうなれば連鎖反応だ。柳さんはすでに黒閻魔を失った。これ以上の損失には耐えられない。この件は、何も知らないふりをしておけ。俺の読みが外れてなければ、この理不尽な仕打ち、柳さんは黙って飲み込むしかないだろうな」

うずらは立ち上がり、俺の肩を叩いた。「お前は何も気にするな。こんなことは、もう二度と起きない。見ていろよ。黒閻魔がお前の縄張りで姿を現したことで、峰兄貴は黙ってな...