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1019話

「ソファに座って、なぜか落ち着かない気持ちになった。

「俺、行くべきだと思う?」

何気なく聞いてみた。

「浩子は首を振った。「お前自身の問題だ。俺に聞くなよ。実際、お前の心の中にはもう答えがあるだろ。王麗に会えるチャンスがあるのに、行かないわけないだろ?招待状には明日が吉日って書いてあるんだ。一日過ぎれば終わりさ。前に姿悦の規模を見に行ったじゃないか?内装から開業までの投資額は、おそらく億を超えてるぞ」

「この格式の宴会に招待されるなんて、きっと王麗の意向だ。でなきゃ、俺たちみたいな地位や身分じゃ、招待状なんて届くはずがない。自分で決めろよ。行くなら俺たちも一緒に行くから、そうすればお前の安全...