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85話

蓝さんの叔父の家から出ると、すでに午後五時半になっていた。林青青の通常の退勤時間とほぼ同じだったので、趙三斤はこれ以上町長のところで時間を費やさず、直接林青青を連れて清水村へ戻った。

来た時と同じように、道中ずっと林青青は後ろから趙三斤の虎のような腰を抱きしめていた。胸の二つの逆さまにした茶碗のようなものが趙三斤の背中に当たり、柔らかくふにゃふにゃと触れるたび、趙三斤の心は少々落ち着かなくなっていた。

しかし、趙三斤は来た時ほど余裕がなかった。電動バイクのシートに座り、お尻を思わず強く引き締め、両足も時々内側に挟み込むような動作をしていた。表面上は何事もないように振る舞っていたが、実際には...