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821話

来た道とは違い、黒豹によるナビゲーションの計画もなく、運転手の操作のもとで、元の道を通って二国間の黒河国境線に戻ることはなく、むしろ積極的に趙三斤一行のために国境を越えた後、海州市から最も近い場所へと導いた。

「ここは東北三省の最南端にある小さな県城で、三岔口と呼ばれています。出入国の量はそれほど多くなく、海州市からは千八百キロの距離です」黒豹はナビを確認し、状況を把握してから報告した。「予定通りなら、明日の夜までには海州市に到着できるでしょう！」

「お世話になりました。戻ったら尤さんによろしくお伝えください」必要な荷物を整理した後、趙三斤は先に車から降り、二人の中年男性に感謝の眼差しを向...