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785話

火竜の焦りとは対照的に、趙三斤はまったく動じていない様子で、火竜はまるで「お上は急いでないのに、お前が何を慌てているんだ」と言われているような歯痒さを感じていた！

「行かなければ駄目だ！」火竜は初めて趙三斤に対する口調を強め、少し怒りを含ませて言った。「燕京からの一行は今回完全武装してやってくる。表向きは鈴木奈子を守るためだと言っているが、絶対に罪人探しも目的だと確信している！」

「自分から銃口に向かって突っ込まなきゃ気が済まないのか？」火竜は怒鳴り声を上げ、言葉遣いも荒くなっていた。

「気遣いありがとう、火竜」趙三斤は振り返って怒りに満ちた火竜の顔を見つめ、苦笑いしながら首を振った。「...