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523話

数分の興奮を胸に、趙三斤はタクシーを拾い、直接「盛世国際」へと急いだ。手元の時計を確認すると、ちょうどお昼の時間帯だ。家に帰れば、湯気の立つ食事にありつけるだろうと見当をつけた。

半日も経たない間に、昨晩かけて一晩中回復させた玄気を使い果たし、さらには「十香続命丹」の残留効果まで動員することになった。趙三斤としては、この空虚な状態を利用して一気に回復するしかなかった。

目を閉じ精神を集中させ、趙三斤は練妖壺から絶え間なく湧き出る玄気を借り、自分の丹田へと回復させ始めた。丸一日の午後をかけて、趙三斤はこの作業を繰り返し続けた。

ただ、今回は頭がとても冴えていたため、趙三斤は明らかに感じ取れ...