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429話

趙三斤は密かに冷や汗をかいた。

悪いことをすれば代償を払わなければならないが、良いことをしても同じだ。こっそり隠れて、まるで泥棒のように振る舞い、誤解され、脅され、叱責される。

だが。

この二十分あまりの間に、幸い趙三斤はやるべきことをすべて済ませていた。大量の玄気を消費し、基本的には葉の母の病状を安定させることができた。完治とまでは言えないが、少なくとも短期間で悪化することはないだろう。

そこで、趙三斤はすんなりと立ち上がった。葉芷陌が葉の母を診察したいなら、好きにさせればいい。後で彼女が驚いて口をあんぐりさせても、誰のせいでもない。

「趙お兄さん、あなたまで...汗をか...