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415話

こんな鬼畜外道なことは、趙三斤はこれまで噂で聞いたり、テレビのニュースで見たりしただけで、実際に目の当たりにしたことはなかった。だが今、こんな状況に遭遇した以上、当然、傍観するわけにはいかない。

五、六分ほど経ったところで、タクシーはキィッと音を立てて映像学院の正門前に停まった。

すでに新学期が始まっており、映像学院の中は当然、人でごった返していた。遠目に見ても人の波が押し寄せ、出入りする者たちは皆、若くて美しい男女ばかりで、それぞれが時代の先端を行くファッションに身を包んでいた。

映像学院は他の大学とは違い、ここで育成されるのは映像業界の人材だ。この学校に通う学生たちは皆、スター...