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403話

「二人の小さなチンピラが殴り合うなんて、何が面白いのよ？おじいちゃんがそんなに騒ぎに興味があるなら、私が行ってあげるわ。一曲の時間で、全員を地面に這わせてみせるから」奈子という少女は一瞬驚いた表情を見せた後、意外な言葉を放った。

老人はただ微笑むだけで、何も言わず、数歩歩いて人垣の外側に立ち、小さく咳払いをした。

その音は小さかったが、外側に座っていた数名の門下生の注意を引いた。彼らはようやく息詰まる実戦の対決を目にしていたところで、突然後ろから不協和音が聞こえたため、反射的に振り返って制止しようとした。しかし振り返った瞬間、そこに立っていたのがあの老人と奈子嬢だと気づくと、顔色が紙のよう...