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397話

「前の数枚は趙三斤の軍服写真だった。写真の中の趙三斤は迷彩服を着て、顔には緑、赤、黒が交じった筋状の迷彩メイクが施されていた。狙撃銃を抱え、表情は引き締まり、眼差しは毅然としていて、威厳と貫禄が感じられ、特殊部隊の隊員特有の雰囲気を漂わせていた。

写真を見れば見るほど、秦宛柔の胸は高鳴った。

実のところ。

趙三斤の経歴については、秦宛柔も以前から推測し調査していた。さらに大屯鎮の派出所の姜暁凡と知り合いだったため、趙三斤が以前軍隊に所属しており、つい最近除隊して帰郷したことも知っていた。だから、彼女も密かに想像を膨らませ、趙三斤が軍服を着ている姿を思い描いたことがあった。

「そこまでに...