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340話

趙三斤は白目を剥いて、言葉を失った。

先ほど張社長のオフィスの前で、趙三斤が李志玲に付き添って一緒に入ろうとしたのに、李志玲が頑として一人で張社長と交渉したいと言い張った。あの二十分の間に何が起きたのか、趙三斤には分からないし、彼には全く関係のないことだった。それなのに今や、趙三斤が張社長の服を全部剥ぎ取って、まるで干し肉のように三階の窓から吊るし上げ、李志玲の恨みを晴らし、鬱憤を晴らしてやったというのに、何の得もないどころか、逆に張社長というスケベ野郎の罪を被って、ろくでなしにされてしまった。

女というものは、機嫌が悪いときはこんなに理不尽なものだ!

「志玲姉さんが仕事熱心で、会...