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277話

「阿嬌、降りなさい！」

何度引っ張っても柳嬌嬌を趙三斤の体から引き離すことができず、むしろ逆効果で二人の抱擁はより強く、密着はより深くなり、柳盈盈は本当に人殺しの衝動さえ覚えた。

「お姉ちゃん、私めったに病気にならないし、兵哥哥もめったに私を抱っこしてくれないんだから、どいてよ。兵哥哥に車まで抱っこしてもらったら、降りるから」柳嬌嬌は趙三斤の胸に顔を埋めたまま、断固として譲らなかった。

「ダメ！」柳盈盈は考えるまでもなく即座に拒否し、後ろにいる三人の男性警官の方を振り向いて言った。「李隊長、あなたたちは趙さんが麻薬密輸の容疑者だから、公安局に連れて行って取り調べるんじゃないの？何ぼーっと...