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261話

一夜明けた。

林青青は趙三斤の家で翌朝の五時過ぎまで過ごし、夜が明けかける頃になってようやく服を着て、名残惜しそうに家を後にした。趙三斤は彼女を林家の門まで送り、彼女が屋敷の中に入るのを見届けてから、自宅へと戻った。

帰り道、趙三斤はまだ興奮を抑えきれなかった。

趙三斤が期待していた通り、林青青は純陰の体質を持ち、体内の極陰の気は孫柔とは確かに違っていた。比べてみると、より清純で、その中に秘められている霊気もより豊かだった。

ただ、趙三斤の現在の実力では、断塵法師のように女性の体内にある極陰の気を容易に集めて自分の体内に取り込み、己のものとするほどではなかった。だから趙三斤は林青青とあ...