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1197話

魔門の老祖は極めて陰鬱な表情を浮かべていた。己の体内の状況を理解していたのだ。正面からの交戦を経て、確かに自分の力も驚異的ではあるが、おそらく丹薬に頼ったせいか、持久力の面では趙三斤に劣っていることに気づいていた。

さらに、相手の大寂滅金身には多くの理解できない要素があった。その中でも特に、趙三斤にとって霊力が無尽蔵であるかのように見え、その威力も強大無比で、魔祖の身である自分すらも見劣りするほどだった。このまま続ければ、敗れるのは自分かもしれない!

そして、そのような結果は絶対に許されないことだった!

魔門の老祖は下方の連合軍に視線を走らせ、目に凶悪な色が過った。「趙三斤、本来ならばこ...