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118話

「朝の時点で初期検査の結果は出ていたけど、今のところ巨大人参の化学成分しか特定できていないわ。実際の薬効については引き続き研究が必要で、場合によっては人体実験も考えなければならないかもしれないわね」姚千羽は冷静かつ整然とした声で言った。

「人体実験？」趙三斤は白目を向けて笑った。「必要なら、いつでも誰かを見つけて試せばいいじゃないか」

薬というものは人が飲むためのもの。いつかは誰かの胃に入るものだから、趙三斤は事前の試験に反対しなかった。

遠い話ではなく、趙登仙は以前から数多くの薬を試してきたし、趙三斤自身も完全な被害者だった。幼い頃は物事がわからず、趙登仙に「これはおいしいよ」と言われ...