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1122話

部屋を出た趙三斤はすぐに趙登仙のところへ向かうことはなく、柳浄天の部屋の前まで引き返した。この時間、柳浄天はきっとまだ休んでいないだろう。それどころか、柳家のこの一件についてまだ悩み続けているはずだ。

柳浄天の部屋のドアをノックすると、中から柳浄天の声が聞こえてきた。「入りなさい」と直接言った。

この時間に柳浄天の部屋を訪ねることができるのは、趙三斤以外には恐らく柳華だけだろう。しかし柳華は今まさに柳浄天の目の前にいるのだから、残るは趙三斤しかいない。柳浄天には避ける理由など何もなかった。

「柳おじさん!」部屋に入った趙三斤は笑いながら声をかけたが、視線が柳華に落ちた時、思わず軽く眉をひ...