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106話

胸の大きな女性警官は警帽を被っていなかった。一頭の髪を大きなカールに巻き、暗赤色に染め、両肩に流していた。彼女の肌は白く、顔立ちも整っていて、全体的に「美人」と呼べるほどだった。ただ、口紅を塗った唇が微かに上がり、顔には妖艶な笑みが浮かんでいた。さらに胸を高く突き出し、お尻を思い切り後ろに突き出して、非常に艶やかな姿勢を取っていた。一見したところ、警察官の威厳など微塵も感じられず、むしろバーに立つ色香で客を誘う女性のようで、その一挙手一投足が、彼女の身に着けたぴったりとした警察の制服と全く不釣り合いだった。

特に彼女が履いていたハイヒールは、少なくとも15センチはあるヒールで、足首をくじかな...