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1031話

趙三斤は認めざるを得なかった。もしこの「千虫万尸蛊」が張爺さんの言う通り、死体を千年間腐らせない奇効があるのなら、確かに素晴らしいものだ。特に張爺さんのように蛊を扱える人間にとっては、なおさらだろう。

「まずは人命救助を優先してください。この蛊虫は誰も奪いませんから!」気持ち悪いと思うだけで十分だ。張爺さん以外に、こんなものを宝物だと思う人がいるだろうか?

「この『千虫万尸蛊』を体内から追い出すのは、簡単なことではないぞ!」張爺さんは眉をひそめ、ベッドに横たわる生ける屍のような龍の旦那を見つめながら、深いため息をついた。珍しく困り果てた表情を見せている。

「お前の助けが必要だ」張爺さんは...