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1000話

二階に足を踏み入れた瞬間、趙三斤の鋭い眼光はすぐさまロケット砲を担いで最適な発射位置を探していた砲手を捉えた。趙三斤の表情が一気に冷たく変わり、連続して何度か跳躍した後、一気に砲手の背後へと身を隠した。

喉元を軽く押さえ、趙三斤は鷹のような爪と虎のような力で、腕が震えた一瞬のうちに、素早く砲手の命を奪い取った。

「ゼル、てめぇはどこに砲撃してんだ？」階下から、怒りに耐えかねた咆哮が響き渡り、さらに大声で叫んだ。「くそっ、さっさとビル周辺の侵略者を一掃しろよ！」

「ゼル？」趙三斤はすでに冷たい死体となったゼルを一瞥し、口元に冷笑を浮かべながら独り言を漏らした。「まさか、またソ連の人間とはな...