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225話

いわゆる狂気、描かれる地獄とは、まさにこの光景のことだろう。

唐浅は胃の中で渦巻く不快感を必死に抑えながら、戦馬に乗って大斉王の「王座」の前で足を止めた。唐浅の心の中では、おそらく「屍の山」と表現する方が的確だろうと思った。

大斉王の華やかな衣装は鮮血に染まり、老いて肥満した男が女子供の死体を積み重ねて作られた小山の上に座っていた。長寧侯が足元に立つのを見ると、狂気の笑みを浮かべた。

「長寧侯が来たか」

返ってきたのは、ただ寂しく吹く風の音だけ、まるで孤魂の嘆きのようだった。

欠けた遺骸、恐ろしい顔つき、子供たちと母親たちが死の間際にどれほどの苦痛を味わったのか、このような惨状を目の...