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167話

「今の唐浅は、かつて一振りの碎玉で無敵だった頃の域には、どうしても戻れない。目の障りも加わり、感覚器官の一つを失ったことで、攻撃も防御も昔に比べて大きく劣り、上官端華に手にした木剣を叩き落とされてしまった。

「唐浅、無理しないで」上官端華は四度目に剣を取り落とした唐浅を見つめ、ため息をついた。その声音には心苦しさが滲んでいる。「目が見えるようになってから、また武芸の相手をしようか?」

唐浅は音だけを頼りに剣の落ちた位置を判断し、歩み寄って身をかがめて拾い上げると言った。「もし私が生涯、二度と目が見えなくなったとしたら?」

「そんなこと言うな、劉少白は…」上官端華は言いかけた。劉少白の医術...