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23話

北陽の空が崩れ落ちた。瑶華映闕の背後で天地が交わり、生き物は塗炭の苦しみに喘ぎ、血の海が命を飲み込みながら逆巻いていた。村や町が次々と消えていったが、それも瑶華映闕の足を止めることはできなかった。彼の腕の中の小さな子はますます弱っていき、全ての修為を注ぎ込んで得たこの一刻がどれほど貴重か言うまでもない。瑶華映闕自身の根基も損なわれ、百年の養生なしでは回復は難しいだろう。

「罪を着せようとすれば、言い訳など何とでも作れるものよ!」

危城が雲海から姿を現し、下界の天崩地裂を見下ろした。冷淡な神の表情と冷ややかな眼差し—蟻のような存在が神の感情を揺さぶれるはずもない。だが、これほどの大きな業の罪...