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987話

「玉蘭の件も同じじゃないか！玉蘭は安家寨に親戚も家族もいない、二狗が彼女の唯一の家族だ。二人が望んでいるなら、誰も咎める権利はない！」

「大彪おじさん、こうしよう！忠爺さんの意見なんて気にしないよ。誰も俺を殺す度胸なんてないし、兄貴もそんなことさせないだろう。ただ一つ聞きたい、茹雲はどう思ってるんだ？」王俊博は真剣な表情で尋ねた。

安大彪は王俊博をじっと見つめ、心の中で思った。みんなこいつを男として見くびっていたが、見る目がなかったな。どんな惚れ薬を使ったんだか、五十代の茹雲をすっかり魅了して、彼でなければダメだというところまで持っていくとは。

先ほど安忠の家を訪ねた時、まず来意を伝えて...