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824話

黄氏グループは地方政府の向かいにあり、非常に豪華なオフィスビルだった。不動産業を営む企業は、基本的にこういう構えになるものだ。オフィスビルの入り口に到着すると、車は停車し、運転手は車内で待機。龍兄と安二狗は車を降り、そのまま中へ歩いていった。

入り口の警備員たちは名の知れた龍兄のことをよく知っており、二人を止める勇気もなく、丁寧に通してくれた。

受付に着くと、背の高い美しい女性が外側に背を向け、受付嬢に何かを指示しているところだった。彼女が振り向いて龍兄と安二狗を見たとき、その美しい顔に魅力的な笑みが浮かんだ。「あら！龍おじさん、いらっしゃい。こちらの方は？」

安二狗の視線も彼女の美しい...