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805話

一番彼女を不思議に思わせたことは、以前は男の身体には臭いがあると感じていたのに、今は逆に、安二狗の体からは抗いがたい匂いが漂っていると感じることだった。彼女はその匂いに夢中になり、それは彼女の男性の匂いに対する認識を完全に覆すものだった。

この男は驚くほど威厳があるだけでなく、その体臭も他とは違っていた。俗物の男のような煙草の臭いやアルコールの臭いはなく、むしろ彼の体からは淡い香りさえ漂っていた。彼女はその香りが大好きで、魅了されていた。

安二狗は龍仙児が小柄な体格で、しかも初めてだということを知っていたので、前戯を十分に行って彼女の苦痛を和らげようと考えていた。もちろん、彼女の小さな体で...