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782話

その時、隣の部屋のドアが開き、翠雲が中から出てきた。二人の美女は視線を交わし、微笑んだ。

「仙児さん、二狗兄はまだ中にいるの？」翠雲が笑みを浮かべて尋ねた。

「いるわよ。今しがた伶俐を言いくるめたところ。それからあんたの二狗兄がお腹空いたって言うから、あたしが晩ご飯の手配をしようとしてたところ」

「仙児さん、大丈夫です。私たちはすぐに帰らなくちゃいけないので」翠雲はそう言いながら、安二狗たちの部屋のドアを開けた。

ちょうどその時、安二狗は伶俐の体から抜け出したところで、堂々とした姿で翠雲の前に現れていた。龍仙児も翠雲の意図を知らずに後について入ってきたため、二人の美女は思わず目を奪われるよう...