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779話

「とにかく、まずはこいつを突いてみて、実力を探ってみるべきだ」と龍兄は考えた。こいつがどれほどの腕前なのか確かめるために、ベッドの脇に立ち、両手で杖を握り、その先端で安二狗の頭を指し示した。試すように、虚実織り交ぜて突きを繰り出す。安二狗は龍兄が自分の実力を探っていることを理解し、鋭い眼差しで杖の先端を見つめていた。

伶俐は極度の緊張で安二狗をきつく締め付けていた。緊張すればするほど、彼女の体は安二狗を強く挟み込み、それが安二狗を悦ばせていた。「くそっ!こんな状況で女を抱くとより気持ちいいのか!」

「伶俐、お前の締め付けが最高だ。お前のためにも、俺は絶対に勝つ!」安二狗が言うと、伶俐は頬を真...