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523話

安二犬はごくりと唾を飲み込んだ。口の中はカラカラだ。くそっ!このオッパイは見事な大きさだ。いつか味わえたら、絶対格別だろうな。オニールのこのスケベ爺さんはマジで運がいい。安二犬は彼に対して羨望と嫉妬が入り混じった感情を抱いた。

心の中は荒波が打ち寄せていたが、表面上は何事もないかのように、安二犬は治療計画を続行した。実際、脈を診ただけでモニカの状態はほぼ把握できていた。彼女の不妊は主に生理機能の乱れが原因で、特に他の問題はない。彼が調合した秘伝の漢方薬を飲めば、二、三ヶ月もしないうちに妊娠するだろう。

安二犬にとって、この程度の症状は大したことではなく、すぐに治せる。

だが安二犬はこれで...